住宅ローンを比較する時のポイントは?

A.チェックすべきは4つのポイント

一言で住宅ローンと言っても金融機関によって提供する商品に大きな違いがあり、金利や繰り上げ返済手数料だけ見ても、全く条件が同じという会社は1社もありません。
どこに注目して比較すればいいのかと迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。
住宅ローンは、金融機関により金利や各種手数料など)が大きく異なるため、同じ金額の融資を受けた場合でも、総返済額に大きな差が出ることがあります。
ここでは、住宅ローンを比較するために押さえておきたい4つのポイントを見ていきましょう。

住宅ローン金利

金利の低さは、住宅ローンを比較する際にもっとも重要なポイントの一つです。金利は融資額に対する利息額に関わる部分なので、総返済額に大きく影響を与えます。借入額が大きくなればなるほど、金利のわずか数パーセントの違いが大きな金額の差になります。

諸費用

「金利の低さ」に加えて、注目すべき点が住宅ローンの「諸費用」です。諸費用とは、金融機関の事務手数料・契約書に貼付する印紙代・司法書士報酬・登録免許税・住宅ローン保証料・保険関係(団信・火災保険など)の費用を指します。表面金利が低くても、事務手数料が高ければ「結果として支払総額が大きくなってしまった」ということも考えられます。

繰上げ返済のしやすさ

住宅ローンは、低金利かつ期間が短いほど支払う利息額を抑えることができます。そのため、繰上げ返済を検討している方は、繰上げ返済の自由度(利便性)・手数料についても、併せてチェックしておきましょう。

保険を含む付加価値

団体信用生命保険は住宅ローンの主契約者が死亡した場合、その後の返済が免除される保険で、住宅ローンのほとんどで加入を義務付けられています。最近では3大疾病や8疾病にかかった場合、期間中の保険料を保障または免除する住宅ローンもあります。これらの保障を希望される方はその際にかかる費用についてチェックしておきましょう。

重視するポイントに優先順位をつけよう

「金利」か「諸費用」か「繰り上げ返済」か等、ご自身の家庭において重視すべきポイントを挙げ、優先順位をつけていきましょう。その優先順位を基に、住宅ローンを比較する際のポイントを明確にすることで、より最適な商品を選ぶことができるようになります。

希望の住まいを購入するための住宅ローンについても、じっくりと比較し最適なものを選ぶようにしましょう。