住宅ローンの借り換えって?

A.総返済額を減らすための見直し方法の一つ

住宅ローンの総返済額を減らすための見直し方法の一つに、借り換えというものがあります。
自分が住宅ローンを借りた時よりも、「金利が低くなっている」など、条件が良くなる商品があれば、新しい住宅ローンに「借り換え」をすることができます。

借り換えのしくみ

住宅ローンを新しいものに借り換えたいと思っても、今、借入れしている金融機関で借り換えを実行することはできません。ほかの銀行で、今の住宅ローンの残高を借入し、そのお金をもって、今借入れている住宅ローンを完済することで住宅ローンの借り換えが行われます。

住宅ローンの借り換えは、新しく住宅ローンを借入れする時と手順はほとんど同じです。ですから、当然審査もあり、年収や健康状態、そして住宅の担保価値などが問われます。書類も申込み書のほか、年収を証明するものや物件の謄本などを取り揃える必要があります。

借り換えの目的

最近では金利タイプの選択肢が多くなり、また繰り上げ返済や疾病保証などサービスも多岐にわたる形になってきたことから、借換えの目的も、変わってきました。大き分けると下記の3つです。

・総返済額を減らしたい
・金利上昇リスクをなくしたい
・現在の返済額を下げたい

どの目的のために住宅ローンの借換えを検討しているのかによって、選ぶべき住宅ローンは変わってきます。現在の返済額を下げた上で総返済額を減らす、ということもできれば、現在の返済額を下げずに、総返済額飲みを減らして返済期間を短くするというこもできるのです。

借換えで失敗しないよう、借換え目的の優先順位を明確にしておくことが、第一歩です。借換えの目的を決めたら、次に住宅ローンを選びます。目的によって次の点に留意して、どの金利タイプの住宅ローンに借換えをするのかを決めましょう。