返済方法を見直すには?

A.返済方法を見直す方法は4種類

長期にわたる個人の住宅資金では、当初借入時の事情とは異なり、借りてから、収入の増減、家族数の構成、生活水準の変化などの徐条件によって、当初の返済金を見直したい、または、買い替えのの返済計画をたてたいなどのケースもでてくるでしょう。

4種類の方法

返済額を返済の途中で変えるには、大きく分けて4つの方法が考えられます。

一部繰上げ返済

住宅資金の融資先では、一部繰上げ返済について一定の条件に従って行えるのが一般的です。
前もって金融機関に問い合わせましょう。

この方法には、原則として期間短縮型のほか、原価方式があって、フラット35都と財形住宅融資では制度化されていますが、民間金融機関では期間短縮型が一般的です。

いずれにしても、当初の借入れ金利は変更できませんが、余裕資金が一定額以上ないとできない点が難しい点です。

条件変更

当初の借り入れ条件を、返済途中で返済方式を変更し、返済額の増減が可能となる仕組みです。
公的融資では、手数料支払うことでいろいろな方法が取れることになりました。

一部繰上げ返済のようにまとまった余裕資金がなくても利用できる点と、借り換えができない場合でも、そのメリットが得られる点に注目です。

借換え

高金利時代に借りた住宅資金を決済して、残積を低金利の住宅資金で新規に借りるケースです。したがって、担保価値が下がっている場合、借入金残高が多く残っている方は借り換えができないと考えざるをえません。

ただし民間資金から公的資金への借り換えはできません。

買い替え

現在の住宅を売却して、新規に住宅を購入するケースなので、現在の住宅に高金利な住宅資金が残っていても売却で完済し、現在の低金利の住宅資金を活用するといったメリットがあります。

この場合、公的資金も民間資金も活用できますが、借主の返済能力に左右されるケースも見られます。