不動産会社の提携ローンってなに?
A. メリットデメリットをよく考えた上で契約をしましょう
住宅購入の際、ほとんどの方が住宅ローンを組むことになります。その際、不動産会社から勧められるのが提携ローンです。金利や手続きなど、多くの面でメリットのある提携ローンですが、そのまま素直に契約してもいいのでしょうか?返済期間が長い住宅ローン。提携ローンの支払いプランが本当に自分に合っているかどうか、しっかりと考えなくてはいけません。
提携ローンのメリット
住宅を購入するときに必要となるのが住宅ローン。そのローンを、不動産会社が提携している金融機関で組むのが提携ローンです。
メリットとしては以下のようなことが挙げられます。
・審査が早い
不動産会社を通して手続きをするので、物件の審査は済んでいることになります。借り主の審査のみで済むので、その分、審査の時間も短縮できます。
・低金利
独自の優遇金利が用意されています。
・手続きが簡単で便利
ほとんどの手続きを不動産会社が代行してくれるので、面倒なことがほとんどありません。
この利便性から、住宅ローンを組む際、多くの人がこの提携ローンを選択しています。
無理のないプランになっているかどうかを確かめる
提携ローンは手続きが簡単であるがゆえ、内容をよくよく理解しないまま契約に進んでしまうケースがあります。実は月々の返済が大変だった…なんてこともあり得るのです。
まずは自分の組んだ住宅ローンをどのように返していくことになるのか、シミュレーションしてみましょう。
ここで、無理のないプランになっているかどうかを確かめることができます。
また、住宅ローンにはさまざまなタイプがありますが、提携ローンの場合はその選択肢の幅が狭められます。女性専用や預金連動型などの特種なローンはまず無いと考えて下さい。また、提携ローンの中で自分が希望するプランがない場合、無理してローンを組む必要もないのです。契約を検討する際には、他の住宅ローンのプランと比較してみることも大切です。
また、不動産会社を通すために、5~10万円程度の代行手数料がかかる場合もあります。余計な出費を抑えるか、利便性をとるのか、申し込む際にそこもよく考えなくてはいけません。
上手に使えば、大変便利な提携ローンです。申し込みの際には、金利が自分に合っているか、返済プランが自分に合っているか、代行手数料に納得しているか等の点に注意をして、よく考えてから契約に進むようにしましょう。