住宅ローン金利の計算方法は?

A.計算式を覚えて住宅ローンをシミュレーションしましょう

マイホームの購入費用を賄うための住宅ローン。契約するとき、一度はぶつかる疑問が「この金利だと、利息をいくら払うことになるのか?」。
住宅ローンは、頭金や返済方法など、様々な条件で金利が変わってきます。
自分が借りる条件だと、利息はいくらなのか?返済期間を短縮すると金利は変化するのか?シミュレーションも交えて、住宅ローン金利の計算方法を見ていきましょう。

住宅ローンの金利シミュレーションと計算方法

マイホームを購入するとき、切っても(切りたくても)切れない関係にあるのが、住宅ローン。
多くの人にとって最も気になるところは、金利、ではないでしょうか。住宅ローンの金利計算は複雑で、同じ額を借りても、条件によって最終的な返済額は大きく異なります。

利用するときに、金融機関の窓口やWebサイトなどを利用して計算するのが確実ですが、住宅ローン金利の計算方法がある程度分かっていれば、自分でおおよその額を計算することができます。

元利(元本+金利)を一定額で返済する、住宅ローンの返済方式で最も一般的な元利均等返済で、たとえば3,980万円を借り入れたときの返済額をシミュレーションしてみましょう。

<借入額:3,980万円(ボーナス返済なし)>

〇金利2.0%/年・返済期間30年で返済する場合
毎月の返済額147,108円、返済総額 52,958,880円(うち利息分13,158,880円)
〇金利2.0%/年・返済期間35年で返済する場合
毎月の返済額131,842円、返済総額 55,373,640円(うち利息分15,573,640円)
〇金利2.1%/年・返済期間30年で返済する場合
毎月の返済額149,106円、返済総額 53,678,160円(うち利息分13,878,160円)
〇金利2.1%/年・返済期間35年で返済する場合
毎月の返済額133,894円、返済総額 56,235,480円(うち利息分16,435,480円)

(計算式)
●毎月の返済額=借入金額×月利×(1+月利)α乗÷((1+月利)α-1)
●月利=金利÷12
●α=返済回数
(例)金利2.0%/年・返済期間30年で返済する場合
●毎月の返済額=39,800,000×0.02÷12×(1+0.02÷12)360乗÷((1+0.02÷12)360乗-1)≒147,108
●返済額=147,108円×360回=52,958,880円
●利息=52,958,880円-39,800,000円=13,158,880円
※計算が複雑なため、各金融機関のシミュレーションを利用されることをおすすめします。